職員が退職しない介護事業所!

最近、介護事業者様とお話をしていると、「人がいない。」「職員がまた辞めた。」「募集しても、応募がない。」など職員の確保に苦労されていることが伝わってきます。

そんなとき、「うちの会社では、職員は辞めていきません。」とおっしゃる小規模デイサービスを経営されている社長にお会いしました。

多くの事業者が、職員の確保に苦労しているのに、なぜ、その社長は困っていないのか、どんな職場づくりをされているのか大変興味を持ち、具体的にお話をうかがいました。

会社は、平成18年にスタッフ3人でスタートして現在はパートタイマーが11人います。デイサービスの1日平均の利用者様は、7.5人です。

ハローワークを通じて職員を募集したときもありましたが、自分の求める人材がいない場合は応募があっても採用しません。

今職員を確保する場合は、働いている職員を通じて紹介してもらっています。

労働条件のなかで賃金は、最低賃金と同額程度の賃金しか提示できません。

但し、勤務時間は職員の希望する時間帯、曜日を確認し、土・日曜日の休みも希望に合わせるようにしています。

また、1年間の中で、お正月、ゴールデンウィーク、お盆の時期の希望する休日も事前に確認し希望に沿うようにしています。

面接後本採用前には、本人に仕事に対する不安感を払拭してもらい、職場内の雰囲気や業務の進め方などを体験してもらうために、また会社としても本人の働き具合、能力等を確認するために、1日程度実際に働いてもらいます。

採用決定には、他の職員の意見も必ず参考にします。ですから、たとえ紹介であってもお断りすることもあります。

職場内は通常4~5名のスタッフが利用者様と接している状態にして、報告書の作成は勤務時間中に手が空いている職員から書くことにしています。(書いているときも利用者様に目は届いています。)

始業前、終了後必ずミーティングを実施し、引き継ぎ事項、問題点をスタッフ全員で共有し、課題はその場で解決するようにしています。

一時的な利用者様の減少にも、労使間の信頼関係を大事にしているので職員の数は減らしません。

社長のこれらの話から、職員に長く勤めてもらうためには、

  1. 自社の求める人材に妥協はしない
  2. 職員が求める労働環境にはできるだけ応えてあげる
  3. 労使間の信頼関係を大事にする

などがポイントとしてあげられます。

職員によってそれぞれ事情はあるでしょうが、「賃金の低さは退職理由の一つの要因ではあっても、大きな(決定的な)条件ではない。」ということも確信しました。

職員にとって、働きやすい職場とはどういう職場なのかということを改めて考えました。

もちろん、どこの事業所にも通用することでないことは承知していますが、こういう事業所もあるということを知って参考にしていただければと思い、社長の了承を得て、ここに書かせていただきました。

よしだ労務管理事務所

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