2018年度介護報酬改定に向けた議論の動き

みなさん、こんにちは。

10月の衆議院選後、社会保障審議会・介護給付費分科会において

介護報酬改定に向けた本格的議論が再開され、より具体的に議論が進められています。

そのなかで、「訪問介護」と「通所介護」について

いくつかポイントをまとめました。

 

  • 訪問介護

【その1】生活援助の報酬見直し

生活援助に係るサービス提供について、地域及び事業所によって

サービス提供回数の格差が大きいことが背景にあり、

「現在の訪問介護員の要件である130時間以上の研修は求めないが、

生活援助中心型のサービスに必要な知識等に対応した研修を創設し、

その研修を修了した者が生活援助サービスの提供を担う」

という形をとることで、生活援助の基礎報酬の引き下げが行われる方向です。

ただし、新たな研修を「創設」して「運用」する関係上、実施までは

一定の期間が必要になると思われます。

 

【その2】集合住宅減算の見直し

これまで有料老人ホーム、サービス付き高齢者向住宅、養護老人ホーム、

経費老人ホーム(以下「従来の4施設」)に限っていた集合住宅減算の範囲を

「一般集合住宅」まで拡大されます。

さらに、事業所と同一敷地内又は隣接敷地内の建物に居住する者のうち、

「従来の4施設に居住する利用者の人数が1か月あたり10人以上」と

「一般集合住宅に居住する利用者の人数が1か月あたり20人以上」の場合に、

減算率の引き上げが行われる方向です。

 

その他詳細はこちらをご覧ください。

↓ ↓ ↓

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000183149.pdf

 

 

  • 通所介護

【その1】これまでの2時間枠から1時間枠へ時間区分の変更

変更に至った背景は、事業所の実際のサービス提供時間をみると、

「7時間以上9時間未満」は「7時間以上7時間半未満」に、

「5時間以上7時間未満」は「6時間以上6時間半未満」に、

「3時間以上5時間未満」は「3時間以上3時間半未満」に

それぞれピークがあった(厚生労働省の調査結果)ことによるものです。

 

【その2】大規模通所介護事業所の報酬見直し

10月下旬に事業所別の実態調査が発表になりましたが、その中で

通所介護の平均収支差率が4.9%となっていました。

更にこれを規模別に分析すると

地域密着型(2.0%)、通常規模型(3.4%)、

大規模型Ⅰ(7.9%)、大規模型Ⅱ(10.0%)

であり、財務省が主張する「中小企業の平均利益率は2.6%なんだから、それらを基準に

報酬改定すべき」を考慮すると報酬削減は避けることができないかもしれません。

 

その他詳細はこちらをご覧ください。

↓ ↓ ↓

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000184009.pdf

 

 

以上です。多少とも参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

「長生きして幸せ」と言ってもらえる介護職に

みなさん、こんにちは。

今回は久しぶりに公益財団法人介護労働安定センターが毎月発行している

『CAREWORK11月』から社会福祉法人敬心福祉会 人材育成担当

山口 晃弘さんのコラムをご紹介します。

 

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96歳の女性入居者Hさんは、3か月前に特養に入居されました。

ご主人は早くに先立たれ、男の子3人を女手一つで育ててきました。

3人の息子さんが自立して家を出た後は、一人暮らしをされていました。

しかし、自宅内で転倒し、頭部から出血して救急搬送されたことをきっかけに、

特養に入居することになったのです。

 

(中 略)

しかし、入居してから2か月が過ぎた頃、Hさんに異変が起きていました。

活気がなく、表情は明らかに元気がない。会話もかみ合わず、

特に明け方に、その症状は顕著になりました。

ある日の明け方、職員が部屋を訪れると、

Hさんは床に排尿をされていました。

普段はそのようなことはありません。

職員に声をかけられ、我に返ったHさんは、

大変なショックを受けました。

なぜそんなことをしたのか、自分でもわからない。

それからのHさんは、いつも両手で顔を覆い、職員の声掛けにも

うつろな表情をされるばかりでした。

 

ある日、私は夕食後に食堂へ行き、

「Hさん、今から少しお散歩しに行かない?」と誘いました。

Hさんは驚いた表情で、「え? でももう夜でしょ? 」と言いました。

私が「夜に出かけるくらい、いいじゃん。子どもじゃないんだから」

と言うと、「行きたい! 」と喜んでくださいました。

近所のスーパーの前で、2人で野菜ジュースを飲みながら話をしました。

ずっと東京で生活をしているHさんですが、東京タワーに行ったことが

ないとのこと。

「じゃあ、今度行こうか? 」私がお誘いすると、

Hさんは「きゃー! 本当!?  行きたい! 」と大喜びしてくれました。

「どうせなら、夜に行こうか? 東京の夜景を見せてあげる」

と約束しました。

 

(中 略)

東京タワーに行く前日の朝。

「いよいよ明日だね!」と声をかけると、

「そうだね! 楽しみだわ!! 」と笑顔を見せてくれましたが

午後にはやはり憂鬱な表情に。

 

そんなHさんを喫茶室に誘って話を聞きました。

心を開いてくださったのか、Hさんはご自分のこれまでの人生を

紐解くように話してくれました。

戦争中、戦後の苦労。3人の子どもに恵まれた喜び。ご主人との別れ。

女手一つで3人の子どもを育ててきたこと。

子どもたちがそれぞれ家庭を持ってからの一人暮らし。

 

「自由に気ままにやってきたけどね。96歳にもなると、

一人暮らしは不自由で、家で転んで頭を打っちゃたの。

倒れているところをヘルパーさんが発見してくれて、

救急車で運ばれたのよ。

お医者さんが息子に、もう一人暮らしは無理って言ったみたい。

その時、息子から言われたの。『老人ホームに入ってくれ』って。

辛かったですよ。本当に辛かったわ。

でもね、私が老人ホームに入れば、息子は幸せになれるんです。

子どもの幸せを願わない親がいますか?

だからね。私は今でも息子が面会に来ると言うの。

『ここはいい所よ。おトイレ行きたいって言えばすぐに連れて行って

くれるし、食事も美味しいし、みんなに親切にしてもらって、

お母さんは今が一番幸せ』って」

そう言いながら、Hさんは涙を流していました。

 

私の心の中に、悲しみ、悔しさ、複雑な感情があふれてきました。

Hさんは続けて、「あたし呆けちゃったんでしょ? 誰も本当のことを

言ってくれない。お願い! 教えて! あたし呆けちゃったのよね? 」

と私に詰め寄りました。

「大丈夫。明日、俺が呆けが治っちゃう魔法をかけるから」

私はHさんに約束しました。

 

東京タワー企画当日。おしゃれをして出かけたHさん。

夜の新宿、六本木を抜け、人生初の東京タワーへ。

その表情は、昨日までとは全く違いました。

「夜遊びなんて、何十年ぶりかしら」と無邪気に笑うHさん。

展望台から東京の夜景を見るHさんの眼は、キラキラと輝いていました。

「こんな素敵な景色は初めて見ました。長生きしてもろくなことがないと

思っていたけど、そんなことなかった。幸せだわ~ 」と

会心の笑顔を見せてくれました。

 

「夕食は何がいい? 」と聞くと、

東京タワーのフードコートを見渡したHさんは、

「ピザはいいね~ 」と嬉しそうに笑いました。

「ピザ食べたことあるの? 」と聞くと、

「ないよ。初めて」。そう言って

顔より大きなピザを頬張りながら、

「幸せだね~」とビックリするほどよく食べていました。

 

帰りの車内。何度も何度も「ありがとう」と言ってくれたHさん。

施設に帰るのが惜しいようで、

「もうちょっと遊んで行こうか?」と言って大笑いしていました。

 

この日を境に、Hさんの認知症のような症状は出なくなりました。

人生には楽しみがあることが大事です。

そして、施設に入居してくる方たちには、一人ひとりに人生があることを

私たち職員は知るべきです。

入居に至るまでに、ご本人はもちろん、ご家族にどんな葛藤があるのか。

ご家族だって、大切な親を施設に預けたいわけがない。

みんなやむを得ない事情があって、入居に至るのです。

 

そういった人たちの思い、願いを私たちは知っているでしょうか。

受け止めているでしょうか。

一人ひとりに ”人生” という物語があります。

だからこそ、優しくしてください。心で向き合ってください。

高齢の方たちに、

「苦労して生きてきたけど、長生きした甲斐があったよ」

そ言ってもらえる介護職でありたいです。

 

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いかがでしょうか。

職員のみなさんが、お年寄りのこのような気持ちに思いを馳せることができるならば

昨今のような施設での虐待やまして殺人事件など起きるはずがないと思いますが・・。

 

 

 

 

『人を大切にする経営学会』

みなさん、こんにちは。

先日、札幌で開催された『人を大切にする経営学会』に出席しました。

当日は、この会の会長であり、

『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者である

坂本光司法政大学大学院教授

横浜で住宅のリフォームだけに特化している

「株式会社さくら住宅」の二宮 生憲社長

さらに大阪から、創業142年、鋼材の卸販売をされている

「株式会社天彦産業」の樋口 友夫社長

と3人のお話をお聞きすることができました。

 

さくら住宅と天彦産業は、坂本教授が書かれた本にも

紹介されている会社です。

坂本教授がおっしゃる日本でいちばん大切にしたい会社とは

『従業員を幸せにする会社』

です。

二宮社長と樋口社長のお話に多くの共通点がありましたが、

なんといっても

会社にとってもっとも大切なものは、「従業員とその家族」

二番目に大切なのは、「取引先」

三番目にやっと、「顧 客」

の順番です。

「従業員が、自分の会社や仕事に誇りを持ち、

充実した生活を送ることができずに

どうしてお客様を満足させられるか」

と言う信念に基づきます。

『従業員を大切にする』と口では簡単に言えますが、

実践することはとても難しいことです。

「これをすることで従業員にどんな負担が増すのか」

「従業員に満足してもらうためには、会社は何すべきか」

このお二人の『従業員を大切にする』は徹底されています。

なぜ、そこまでできるのでしょうか?

 

二社長は、次のようなこともおっしゃっていました。

「景気の波で苦しい時期は当然ありますが、

それを従業員が一所懸命頑張ってくれて

これまで順調に業績が伸びています。」

と自信がみなぎっていました。

 

『売上を上げたければ、まず従業員を満足させること』

ということでしょうか。

 

みなさんは、どのような感想を持たれましたか?

 

 

 

 

たった一冊のファイルが人生を変える!

みなさん、こんにちは。

私は、「致知」8月号に掲載されていた対談記事に興味を持ち、

先日その方の研修を3日間体験してきました。

 

その方とは、一般社団法人子どもの笑顔 代表理事 岩堀美雪さんです。

長年小学校教諭を務められるなかで、何とか子どもたちに

『自分のことを好きになり、自信をもってもらいたい』

と、一冊のファイルを渡し

  • 自分のいいところ
  • 友達や家族のいいところ

その次に自分が頑張りたいことや夢・願いを書いてもらい、ファイルに

挟んでいきます。

 

最初は、『自分のいいところなんか一つも見つかりません』と涙目で

言ってくる子も、学期の終わりころには8つも9つも書けるように

なるそうです。

 

 

「このプログラムによって子どもたちは間違いなく成長できる」と

確信した岩堀先生は、それを全国の子供たちやその両親、

そして教師にも知ってもらいたいと大好きだった教職を

思い切って退職し、現在大阪大学大学院で研究しながら

講演で全国を歩かれています。

 

今回、私が受けた研修はその『大人版』で、

当日は、東北で飲食、スポーツジム、福祉事業と手広く経営

されている社長と、主婦として毎日忙しい日々を送りながら、

周りの人たちに幸せになってもらうことを常に考えていらっしゃる

九州から参加されたステキな女性と受講しました。

 

研修といっても、自分の夢や長所をA4の用紙に書き出したり、

子どもの頃の思い出や社会人になってからをそれぞれ振り返り、

クリアファイル(宝物ファイル)に収めながらお互いに

参加者と共有するだけ(?)です。

 

3日目の最終日、私が子どもの頃の辛かった思い出を吐露したときに、

岩堀先生が当時の私の気持ちを汲み取り、涙してくださった

ときにはとても感動しました。

お会いしてたった3日にもかかわらず、全てを認められたと思いました。

 

一般に研修といえば、正面を向いて一方的に話を聞き、

終了と同時にドッと疲れが出てしまいます。

さらに、せっかく受けた研修も1週間も経たないうちに

ほとんど忘れてしまっていることを私自身何度も経験しています。

 

しかし今回の3日間は、疲労感もなくゆったりとした時間を過ごし、

お互いに相手を認め合うことができるなんとも不思議な、

でもとても居心地のいい時間でした。

しかも、自分自身を再確認できた『宝物ファイル』が手元に残り

いつでも見ることができます。

 

このプログラムは、自分の長所も短所も率直に認めることができる不思議な

力があります。

今回は、2名の参加者ともすばらしい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

 

 

これまで多くの会社が、人材の確保・育成に悩まれています。

  • 人を採用してもすぐ辞めてしまう
  • 職員が何かイライラしている
  • 職場の雰囲気が暗い
  • 職場が雑然としている
  • 私(社長)の考えを理解してもらえない
  • 部下とうまくコミュニケーションが取れない
  • 職員間のコミュニケーションが悪い

 

このプログラムは、ファイルを作ることが目的ではなく、

これまで歩んできた道や両親の思い出等を仲間に伝えることで

自分の気持ちを開示することに繋がり、過去の自分を見つめ直す

機会にもなります。

それによって、これまで一面しか知らなかった職員同士がお互いに

  • あの人は、子どもの頃そんなことをしていたのか
  • 彼は、そんなことを考えながら仕事をしているのか
  • 彼女は、そんな夢を持っているのか
  • 社長は、この会社をここまでにするのにそんな大変な思いをしていたのか

お互いが理解し合えることで職場の雰囲気がガラッと変わります。

 

私はこのあと、『宝物ファイル認定講師養成講座』に挑戦してスキルを学び、

『人』で悩まれているお客様のお手伝いに活かせる機会があればと考えています。

 

 

子どもの笑顔 ホームページ  関心がある方は、ご覧ください。

↓  ↓  ↓

http://treasure-file.com/

 

本 岩堀 美雪 著           絵本 作 岩堀 美雪 / 絵 本郷 けい子

 

CD あなたのままで

CD 歌詞・唄 岩堀美雪         当日作成した「宝物ファイル」

作曲・演奏 くまひげ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

処遇改善加算(新Ⅰ)、4月に65%の事業所が請求!

みなさん、こんにちは。

今年4月、1年前倒しで実施されました処遇改善加算(新Ⅰ)の請求状況が発表されました。

今回の改定では、キャリアパス要件に

『経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること』

が、3つ目の要件として追加されました。

厚生労働省の発表によりますと、4月の段階で「新Ⅰ」に約65%の事業所から請求があり、2015年度の加算Ⅰ(現在の加算Ⅱ)請求66%と同水準です。

私見ながら、”介護報酬” という枠があるなかで「昇給」を就業規則に規定し、職員に周知することは、事業所としてハードルが高く、事業者のみなさんは慎重に対応されるのではないかと思っていました。。

詳細は、こちらをご覧ください。

http://www.joint-kaigo.com/article-4/pg991.html

 

私事ですがこのあと10月以降、北海道の要請により、オホーツク、根室、石狩、空知各振興局が実施します集団指導で「処遇改善加算(新Ⅰ)」についてお話をさせていただく予定になっています。

各地のみなさん、その節はよろしくお願い致します。

 

 

 

リーダーに必須の3つの力

みなさん、こんにちは。

今回は、最近読んだ『致知』9月号の中から、運行開始後4年が経過した今でも抽選平均倍率が16倍という観光列車(D&S(デザイン&ストーリー)列車)『ななつ星』を発案しましたJR九州の唐池恒二会長のインタビュー記事を抜粋してご紹介したいと思います。

 

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(終盤まで省略)

リーダーに必須の3つの力

 

―― 唐池会長の考えるリーダーの条件とは何ですか?

唐池 いまの「ななつ星」の話に繋がるんだけれども、1つは「夢見る力」、2つ目は先ほど申し上げた「気を満ち溢れさせる力」、3つ目は「伝える力」。この3つがトップとして、リーダーとして必須の力だと私は考えています。

夢っていうのは展望や理想をいう言葉にも置き換えられますが、そういう目指すべき姿を明確にしないと組織は発展していきません。

私がいつも言うのはソフトバンクグループ会長兼社長・孫正義さんの話です。孫さんがソフトバンクの前身となる会社を創業したのが、ここ福岡なんですね。1981年の事です。

創業したその日に、若いアルバイト社員2人を前にして、みかん箱の上に乗って、「5年後に100億円、10年後に500億円、30年後に1兆円にする」と言ったんです。その2人は程なくして辞めたそうですが、孫さんの会社はどうなったかというと、30年後に1兆円どころか3兆円の売り上げになった。

もちろん孫さんの実行力や経営感覚、それは目を見張るものがあります。でも、まず夢を見なければ、「ここに行きたい」と思わなければ、到達するわけがないですよね。

―― まず思うところからすべては始まると。

唐池 そして、その夢や自分の考えをいかに社員に伝えるか。これがとても重要です。最近よく言うのは、「伝えても伝わらなければ伝えたとは言えない」。一方的に書きました。喋りました。これじゃあ伝えたことにはならないですね。

まずこちらから伝えたいメッセージに関して、相手に興味を持ってもらう。次にそのメッセージの内容を理解してもらう。それだけではダメで、相手に感動を与えなければいけないんですよ。

感動とは要するに、行動に移すこと。相手がこちらのメッセージに感動し、行動に移さなければ本当に伝えたとはいえません。

―― 伝えたつもりにすぎない。

唐池 企業コマーシャルでもそうですよね。まず「どんな商品だろう」と興味を持ってもらい、「こういう商品なのか」と理解してもらった上で、「この商品すごいな」と感動してもらえれば購入につながる。ここまで行けば100点満点です。

トップの大切な資質というのは、「1.夢見る力 2.気を満ち溢れさせる力 3.伝える力」だと言いましたけれども、これは言い換えれば人をその気にさせる3つの力であり、「ななつ星」はこの3つの力がすべて凝縮されて生まれたものだと思っています。

世界一という夢に、つくり手の気が満ち溢れて、その思いがお客様に感動という形で伝わったと。

―― 夢に向かって気を満ち溢れさせるところから、閃きも生まれるのでしょうね。

唐池 そうですね。閃きというのは何もないところからは生まれません。そのことについて毎日ずっと考え抜いているうちに、頭の中に鉱脈のようなものができ、それが何かの拍子にポッと外に出てくるんです。

先ほど申し上げたように、私はこれまで数々のD&S列車を手掛けてきましたが、いいネーミングもパッと思いつくわけじゃないんですね。何度も現地を訪れ、現地の人の話に耳を傾け、現地の歴史や文化を調べ、その地域のことを徹底的に勉強し、とことん考え抜き、そしてまた勉強し・・。

そうやって大変な時間と労力を懸けて初めて、ネーミングの神様が降りてくるんです。これは体験を通じて得た実感です。

これからも経営者として、いまお客様が何を求めているのかを一所懸命勉強し、悩み、考え抜き、次々に閃いていけるよう努めていきたいと思います。

 

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以前にもこの欄に、”リーダーの条件” を掲載したことがありますが、一つの実績をつくり上げられた方のお話はいずれも納得感があります。

何かの参考になれば幸いです。

 

 

103歳の女性入居者がご両親の墓参り!

みなさん、こんにちは。

今回は久しぶりに公益財団法人介護労働安定センターが毎月発行している『CAREWORK(ケアワーク)』に掲載されていました手記を抜粋してご紹介したいと思います。

 

「理想を描く介護職は”夢とロマンと闘いの旅人”」社会福祉法人敬心福祉会 特別養護老人ホーム千歳敬心苑 人材育成担当 山口晃弘 記

 

103歳の入居者がご両親の墓参り!?

103歳の女性入居者ヨシさんが、孫のように可愛がってくれているのは若い男性職員の翔ちゃん。(一部略)

そんな翔ちゃんが、ある日私の所にやってきました。「山口さん、ヨシさんがご両親の墓参りに行きたいって・・・」。

ヨシさんは103歳。施設に入居して20年になります。このところ、体調を崩すことが多く、特にこの数日は食事や水分をあまり摂れていませんでした。医務をはじめ、現場では、「今の状態のヨシさんを外出させるのはどうなのか?」という声もあったようです。

翔ちゃんは、「だから連れて行きたいんですよ。だって、もしかしたらこれがヨシさんにとって人生最後の願いかもしれないじゃないですか」と必死に周りの職員を説得しました。

翔ちゃんの心意気を感じた私も、「確かに今のヨシさんをお墓参りに連れて行くのはリスクがある。施設としての責任を考えるのもわかるよ。でも、翔ちゃんの言うように、これがヨシさんにとって人生の最後に望むことだとしたら・・・。この人生でやり残したことだとしたら・・・。それを叶えなかった責任はだれが取るの?俺にはその責任の方が重いように感じるよ」と後押しをしました。

ヨシさんは既にごきょうだい全員が他界されていて、金銭管理をしてくれる家族がいません。そのため、ヨシさんには成年後見人がついています。

今回のお話を後見人さんに伝えると、「それはとてもありがたいことです。是非私もご一緒させてください」と、協力を申し出てくれました。

 

「何が大事か」をチームで共有し入居者の願いを叶える

当日を迎えました。この日は過ごしやすい気温に晴天。お天道様も、ヨシさんに味方してくれたようです。(一部略)

ヨシさんにとって久しぶりの遠出。私と翔ちゃん、後見人の方も緊張していました。ところがそんな私たちの心配をよそに、ヨシさんは目的のお寺に向かう車内でしゃべり続けていました。

子どもの頃の思い出、ご両親の話、ごきょうだいの話・・・。お墓参りに行けることの喜びが、ヨシさんから溢れるほど伝わってきました。これぞ、”お節介護”です。

施設の入居者を、ましてや103歳の方をお墓参りに連れて行かなかったとしても、誰も文句は言いません。ただでさえ、施設は人手不足。忙しい業務の中、一人の入居者のために職員を外出させることは大変なことです。

でも、それではご入居者一人ひとりの願いは叶えられません。私たちは「業務」に忙しく、それなりの疲労と充実感があるかもしれません。しかし、ご入居者にとって昨日も今日も明日も変わらない毎日では、苦労して長生きした甲斐がありません。

そんなことをみんなで理解し、何が大事かを共有したチームであれば、協力し合うことができるのです。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」です。

 

駐車場からお墓までの道中でまさかの展開・・・

お墓のあるお寺までは順調に来ました。そしていよいよお墓参り。駐車場で車を降りると、「お墓はあっちよ」と、ヨシさんはお墓のある方向を覚えていました。それだけでなく、「あそこに井戸があったのに、もうなくなってしまったのね」など、何十年ぶりにもかかわらず、記憶はしっかりしていました。

そして、住職に案内していただき、ヨシさんのご両親が眠るお墓に向かうのですが、ここからまさかの展開。道中の石畳は車椅子の片輪が乗らないほど小さく、道幅も車椅子が通るギリギリ。しかも、長時間の座位保持が難しいヨシさんは、フルリクライニング車椅子で来ました。

「翔ちゃん!車椅子でお墓参りできるか確認しなかったのかよ!」「いや・・。あれ? しなかったかなあ?」 まさに、”苦難の道のり”となりました。

やっとのことでヨシさんのご両親のお墓に到着すると、それまでの疲れがいっぺんに吹き飛びました。

「ヨシさん、着いたよ」。翔ちゃんが声をかけると、ヨシさんはお墓を見て、涙をボロボロ流しました。「お父さん、お母さん、来ました・・・」。ヨシさんは泣きながら、しばらく手を合わせ、目を閉じました。私たちも一緒に手を合わせました。

 

”夢とロマンの闘いの旅人”諦めず、前を向いて進もう

帰り道、「感動しましたね」と翔ちゃん。「まあな・・」と私。

「余生を穏やかに施設で過ごせばいい」と思われがちな高齢者ですが、103歳になってもやりたいことがある。叶えたい夢がある。そんな夢を聞き流さず、真剣に考え、実現するために努力する。そんな心優しい介護職をたくさん育てていきたいです。

しかし、、心があっても、それができないで悩んでいる介護職は多いと思います。「慢性的な人手不足」「上司の理解が得られない」「他職種との連携がうまくいかない」・・・。そんな声をたくさん聞きます。

夢を叶えるためには、必ずハードルがあります。困難が付きまといます。簡単に叶うなら、それは夢とは言いません。夢を叶えることも、大切な人を守ることも、闘いなのです。

どんなに努力しても、届かないこともあります。理解を得られないこともあります。それでも前を向いて進むしかない。心が折れそうになることもあります。私もそうです。

だけど、「自分がやらなくても、誰かがやってくれる」、みんながそう思ってしまったら、誰もやらなくなってしまいます。

理想を描く介護職は、”夢とロマンと闘いの旅人” なのです。諦めず、大切な人を守るため、一緒に闘っていきましょう!

ちなみの、ご両親のお墓参りという願いが叶ったヨシさん。「来年も、再来年も、年に一回は行きたいわね」と言っていました。103歳のヨシさん。まだまだ長生きしてくれそうです。

 

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みなさんはどのような感想を持たれたでしょうか?

共感していただく方が多いことを願っていますが・・・。

 

 

7月に開催された介護給付費分科会のポイントを整理

みなさん、こんにちは。

今回も先月に続き、7月に開催された”介護給付費分科会”で挙げられた論点のうち、多くの事業者様に関連するであろう2つのサービスについてまとめました。

 

まず、居宅介護支援事業についてです。

【論点】(2017年7月5日・20日介護給付費分科会資料より抜粋)

〇 居宅介護支援事業所における人材育成の取組を促進する観点から、居宅介護支援事業所の管理者のあり方についてどのように考えるか

〇 公正中立なケアマネジメントを確保する観点から、特定事業所集中減算のあり方や利用者やその家族に対する説明・同意プロセス等についてどう考えるか

〇 退院後に円滑に必要な居宅サービスを受けられるようにするために、入院時を含めた医療機関と居宅介護支援事業所との更なる連携に向けた取り組みについてどう考えるか

〇 末期の悪性腫瘍の患者に係るケアマネジメントについてどう考えるか

 

今回は、2番目の論点、「公正中立なケアマネジメント」について確認してまいります。

2016年3月、会計検査院より 「個々の利用者の人格を尊重し、利用者の立場に立って居宅サービス計画を作成した結果として集中割合が高くなる場合があることなどを踏まえると、ケアマネジメントの公正・中立を確保するための制度としての有効性について疑問がある。」

「ケアマネジメントの公正・中立を確保するという所期の目的からみて、必ずしも合理的で有効な施策であるとは考えられず、むしろ一部の支援事業所においては、集中割合の調整を行うなどの弊害を生じさせる要因となっていると考えられる」との指摘を受けて以降、にわかに注目される事となった特定集中減算。

次年度の改正において本スキームの変更に手が加えられるであろうことは間違いなく、先日の介護給付費分科会においても活発な議論が行われたようです。

「思い切って廃止すべき」という意見もあれば、やはり何らかの歯止めが必要、という観点から「利用者を含めたカンファレンスが適切に行われ、他職種協働が担保されている場合などは減算の対象から外してはどうか」 「地域に事業所が少ないサービスと医療系のサービスは除外すべき」 「サービスごとに細かく集中割合を設定してはどうか」等の意見も出ている状況で、最終的にどのような着地になるのか、事業者としては注目しておきたいところです。

また、本テーマとも一部重複する形で同時に議論が進められている、 ”サービス付き高齢者向住宅や住宅型有料老人ホームで暮らす高齢者向介護サービスの囲い込み問題”。通常の住宅で生活している要介護1、要介護2の高齢者と比較した場合、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向住宅に居住する同認定レベルの高齢者の方が、区分限度支給額に対して圧倒的に高い単位数を消化している、という指摘が大阪府の報告書にてなされたことは、記憶に新しいところです。

それらの改善策の一つとして新たに議論の俎上にあげられたのが 「集合住宅減算(仮称)」。訪問介護や通所介護等のサービスで運用されているものと同種の内容を居宅介護支援事業にも入れていこう、ということのようですが、本スキームを導入する”理”はよく理解できるものの、果たしてこのスキームの導入が前述の”囲い込み”問題の解消にどれだけ貢献できるか、については、未知数だと言えるのではないでしょうか(何もやらないよりマシ?)。

 

次に、訪問介護の論点についてです。

【論点】(2017年7月5日介護給付費分科会資料より抜粋)

〇 生活援助を中心に訪問介護を行う場合の人員基準及び報酬について、要介護者に対する生活援助の意義を踏まえ、どう考えるか

〇 「生活援助」のみの利用状況については月31回以上の利用者が一定程度いる中で、身体介護も含めた訪問介護の報酬のあり方について、どう考えるか

〇 集合住宅におけるサービス提供の適正化について、どう考えるか

〇 主として身体介護を行う者と生活援助を行う者の役割分担を進めていくことが重要との意見がある中で、サービス提供責任者の役割や任用要件について、どう考えるか

〇 身体介護における自立生活支援のための見守り的援助について、どう考えるか。また、生活機能向上連携加算の取得状況を踏まえ、リハビリテーション専門職の意見を踏まえた訪問介護の実施について、どう考えるか

ここでは、はじめの2つの論点内容について確認します。

(その1:生活援助を中心に訪問介護を行う場合の人員基準及び報酬について)

「体力的な都合等で身体介護は難しいが生活援助ならできるという介護人材も存在し、その人材の活用を図るべき」 「生活援助の人員基準の緩和を行い、介護専門職と生活援助を中心に実施する人材の役割分担を図ることが重要」との意見が出る一方で、「生活援助の人員基準を緩和すれば、サービスの質の低下が懸念されることや、介護報酬の引き下げにより、介護人材の処遇が悪化し、人材確保がより困難になり、サービスの安定的な供給ができなくなる可能性がある」 「地域によっては生活援助を中心にサービス提供を行う訪問介護事業者の退出につながり、サービスの利用が困難になることが懸念される」等、慎重派の意見も根強く残る本テーマ。

「財政面から見ても変革止む無し」という方向に向かう可能性が高い(私見)と思われる中、慎重派の方が指摘している懸念点について、どれだけ包含できるか?が最終的な着地を構成する上での焦点になると思われます。

(その2:生活援助のみの利用状況について)

平成29年6月27日に財務省が公表した平成29年度予算執行調査においては、「生活援助」のみの利用状況(平成28年9月)について、一人当たりの平均利用回数は月9回程度になっているようですが、月に31回以上の利用者が6,626人にのぼっているだけでなく、中には月100回を超えて利用されているケースもみられるようです。

確かに「一定の間隔を空ければ1日に複数回所定の報酬を算定可能」とはなっていますが、この仕組みにより ”必要以上のサービス提供を招きやすい構造的な問題” が生じてしまっていることも事実として否めないのではないでしょうか。

具体的な改善の方向性としては、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」とのバランスも踏まえ、例えば、1日に算定可能な報酬の上限設定など、「身体介護」も含めて訪問介護の報酬のあり方が問われることになりそうです。

上記情報はあくまで、「現時点における議論のプロセス」であり、今後、時間の経過とともに、さらに内容が煮詰められたり、あるいは議論の風向きがいきなり転換するような状況も発生するかもしれません。

今後も、有益な情報を入手でき次第、発信してまいります。

 

 

6月に開催された”介護給付費分科会”のポイントを整理

みなさん、こんにちは。

2018年度介護保険法改正・報酬改定の具体的議論が現在進行形で行われている”介護給付費分科会”。2017年4月に本格始動した本会は、5月に2回、6月に2回開催されており、徐々に各サービス・機能ごとに具体的な論点も公示されてきています。

今回は、6月に開催された会で挙げられた論点について内容を確認します。(今回は特に多くの事業者の皆様に関連するであろう2つのテーマを抜粋します。)

 

まず、6月7日に開催された分科会で挙がっていた論点から抜粋します。

【論点】

〇(口腔関係)

介護保険施設における適切な口腔衛生管理の普及、充実を図るため、歯科医師、歯科衛生士の活用や歯科医療との連携についてどのように考えるか。

〇(栄養関係)

施設における栄養管理体制についてどのように考えるか。例えば、

  • 入院率の低下や在宅復帰率の向上に資する栄養ケア・マネジメントの推進
  • 医療・介護の施設間における栄養管理の連携の推進

等を図るための方策として、どのような仕組みが考えられるか。

在宅要介護者の自立支援には低栄養予防が重要であり、低栄養傾向の者も一定数存在する中、通所サービスとして栄養改善サービスを推進するには、どのような仕組みが考えられるか。

(以上、2017年6月7日 介護給付費分科会資料より抜粋)

 

現在、要介護高齢者に対する口腔衛生管理については居宅療養管理指導や口腔機能向上加算(以上、居宅サービス関連)、口腔衛生管理体制加算、衛生管理加算(以上、施設サービス関連)等、栄養管理については「栄養マネジメント加算」 「経口移行加算」 「経口維持加算」 「療養食加算」(以上、施設サービス関連)、「栄養改善加算」 「居宅療養管理指導」(以上、居宅サービス関連)等で評価が行われていますが、要件となる症状や人員基準のハードルの高さ等を背景に、これらの導入が進んでいない、というのが実際のところではないでしょうか。

一方、自立支援という観点から考えると、口腔ケアや栄養管理の重要性については言及するまでもないことは間違いなく、このギャップをどう埋めていくのか?というテーマが、次回の法改正で取り上げられる可能性は高いと思われます(基準緩和?加算額増加?etc)。

特に「通所サービス」という言葉がわざわざ挙げられていることを考えると、通所サービス内における促進を図るため、何らかの方策が打たれる可能性が高い、と考えておいた方がいいのではないでしょうか。

 

では、つぎに通所介護に関する論点です。

【論点】

〇通所介護について利用者の必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るという機能を踏まえ、サービスの提供実態等の現状、改革工程表、仕事と介護の両立、通所リハビリテーションとの役割分担等の観点も含め、そのサービスのあり方をどのように考えるか。

〇特に、利用者の心身の機能の維持が求められるサービスであることを踏まえ、通所介護における機能訓練のあり方についてどのように考えるか。

(以上、2017年6月21日介護給付費分科会資料より抜粋)

 

まず、1つ目の論点に書かれている内容について3点確認します。

(その1:提供実態について)

本内容に関しては、関連データとして「サービス提供時間」に関する調査結果が挙げられています。そのデータの内容を確認すると、サービス提供時間区分ごとの利用状況については、平成27年度末では7時間以上9時間未満が58%、5時間以上7時間未満が29%、3時間以上5時間未満が12%となっている中、

実際のサービス提供時間をみると、

7時間以上9時間未満は 「7時間以上7時間半未満」が60.9%、5時間以上7時間未満は 「6時間以上6時間半未満」が42.4%、3時間以上5時間未満は 「3時間以上3時間半未満」が82.4%で、各々ピークになっています。

これらの指摘から想像するに、場合によってはサービス提供時間の区分が変わったり、それに比例して報酬単価も変化したり、という可能性も考えられるのではないでしょうか。今すぐどうこう、と言うわけではありませんが、次の視点との連動も含め、事業者としては頭に置いておいた方がよいのではないかと思います。

(その2:仕事と介護の両立)

この内容については、国策的課題である「介護離職ゼロ」を推進する上で、平成27年度改定においては「延長加算の見直し(=介護者の更なる負担軽減や、仕事と介護の両立の観点から、延長加算の対象範囲を最大14時間まで拡大)」等が行われましたが、それらが機能している(=延長加算が数多く取得されている)とは言い難い現状も指摘されており、このあたりのインセンティブ設計に改めて手を加えられる可能性が考えられる点及び、「特に夜間帯のデイサービス提供体制を充実させるため、平成30年度介護報酬改定において夜間帯の加算措置を十分に検討すること(一億総活躍社会の構築に向けた提言(平成29年5月10日自由民主党一億総活躍本部)より抜粋)」という提起も議論の俎上に上がるかもしれないことを認識しておく必要があるでしょう。

(その3:通所リハビリテーションとの役割分担)

本内容については「短時間のリハビリテーションが本来あるべき姿であることから、例えば時間区分を通所介護と通所リハビリテーションで分けるなど、特徴づけを行ってはどうか(社会保障審議会介護保険部会の意見をもとに厚労省加筆)」という趣旨の検討が行われているかと思います(これはどちらかというと、通所リハに変更が反映されるかもしれませんが)。

最後に、2つ目の論点として掲げられている「特に、利用者の心身の機能の維持が求められているサービスであることを踏まえ、通所介護における機能訓練のあり方についてどのように考えるか」という観点についてです。

本観点については、「通所介護事業所間で見ても、リハビリテーション専門職の配置と個別機能訓練加算の算定の有無によって、機能訓練の効果(日常生活自立度の変化)に差が見られた(「通所介護等の今後のあり方に関する調査研究事業(平成29年3月)より抜粋)」という調査結果を背景に、財務省が指摘している「機能訓練加算を取得していない通所介護は減算対象にすべき」という指摘も本格検討される可能性も十分考えられるでしょう。

通所介護事業を経営されている皆様は、これらの情報・視点をしっかり頭に入れておかれることをオススメします。

 

上記情報はあくまで「現時点における議論のプロセス」であり、今後、時間の経過とともに、さらに内容が煮詰められたり、あるいは、議論の風向きがいきなり転換するような状況も発生するかもしれません。

介護経営者としては「こうなりました」という最終的な結論だけでなく、「なぜこのような内容に着地したのか?」という、言葉の裏に潜む意図や背景を温度感も含めて理解する姿勢が重要となってくるのではないでしょうか。

 

職員が活き活きと働く職場づくりを考える介護経営者・経営幹部に向けたセミナー

みなさん、こんにちは。

久しぶりにセミナーを企画しました。

 

  • 職場に活気がない
  • 職員に笑顔がない
  • 職員を採用してもすぐ辞めてしまう
  • 職員が育たない
  • 職員は何を考えているかよくわからない
  • 職員とうまくコミュニケーションがとれない

このような人材確保・育成でお悩みの事業所をよく耳にします。

しかし一方で、

  • 募集すればすぐ応募がある
  • 職員はほとんど退職しない
  • 職場に活気がある
  • 職員が活き活きと働いている

そもそも人材不足とは無縁の事業所も確実に存在します。

それは一体何がちがうのでしょうか?

一般的に定着率の高い会社は、”大きな会社だから”  ”給料が高いから” と思いがちです。しかし、問題解決の本質は違うところにあります。

今回のセミナーでは、経営者(経営幹部)の職員に対する ”考え方”、”接し方”、”話し方” などについてこれまでと違う方向から話をさせていただきます。

それは、「職員をこうして教育しよう」とか、「職員にこのように理解してもらおう」という視点ではなく、『経営者(経営幹部)自らが変わる』ことを学んでいただくセミナーです。

 

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〇 開催日 平成29年7月12日(水) 13時30分~15時30分(受付 13時10分から)

〇 会 場 かでる2.7 910号室  札幌市中央区北2条西7丁目

〇 会 費 3,240円 (1社2名まで参加できます)

〇 定 員 15名

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お問合せや参加ご希望の方は、電話、FAX、メールでお申し込み下さい。

【電話】011-378-4550

【FAX】011-378-4551

【E-mail】  info@yoshida-roumu.jp

以上です。

 

 

 

 

 

 

よしだ労務管理事務所

〒004-0053
北海道札幌市厚別区厚別中央3条
2丁目12-35 第一サトウビル 2F
TEL:011-378-4550

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