介護事業者様の悩み!
介護事業者様が今一番の関心事は、2015年の介護保険法改正ではないでしょうか。
国の政策(サービスの見直し、単位、加算率等)によって会社の収益に大きく影響するのですから当然のことと思います。
サービス付高齢者向住宅のような新しい事業形態も生まれ、また異業種から介護事業に参入してくる会社もあり、経営の厳しさは増すばかりです。
介護事業者様はこれからの熾烈な競争社会の中で利用者様やご家族様に選ばれる事業所、施設でなければ生き残れません。
利用者様から選ばれる施設、事業所の要件とは?
では、利用者様やご家族様から選ばれる事業所、施設の要件を考えてみたいと思います。
1.立派な施設
これには多額の資金が必要になりますから、大手の会社が有利です。
2.高い介護技術、専門知識を持った職員がいる
会社は、これまでも機会あるごとに研修会や勉強会に参加させて訓練・教育をさせてきているはずです。
3.優しい心を持った職員がいる
これまでは、個々の職員の性格によるものとしてきました。そして、職員募集の時には、「思いやりのある人」「気付きのできる人」を求め、採用してきたはずです。
介護の現場で働く職員の多くは、”優しい心”を持っているはずです。しかし、その心は、利用者様にきちんと伝わっているでしょうか?
職員の皆さんは、”優しい心”をきちんと行動に表しながら、利用者様を介助できているでしょうか?
この”優しい心”を持った職員の多い職場が、他社との差別化を図ることができ、利用者様に認められ、選ばれた施設、事業所と考えます。
この”優しい心”を「形」として行動に表わす研修が”介護人間力”向上研修です。
”介護人間力” 向上研修とは?
人間は、「人の心」を直接見ることはできません。人間は、「形」を通して「相手の心」を判断しています。
つまり、相手が同じ気持ちで接したとしても、笑顔で話掛けられれば「優しい人」と感じ、無表情で話掛けられれば「冷たい人」だと判断します。
”介護人間力”は、「形」を通して「心」を相手に伝える研修です。
”介護人間力”を向上させる主な三つの具体的行動とは、
- 笑顔
- 徹底した挨拶
- 毎日”ありがとう”感謝の言葉
これらを基本に、職場内において毎月1回、6ヵ月間実施します。
主な内容は、
1回目:仕事に対する考え方「仕事観・労働観」
2回目:介護サービスの質を高める「人間力」とは
3回目:人間力を向上させる具体的行動とは
4回目:「ありがとう」いっぱいの職場づくり
5回目:褒められてうれしいを実感する「プラスのストローク」
6回目:「鏡の法則」と職場の人間関係 研修の感想発表
毎月簡単な宿題をだし、一ヵ月の間にその宿題を実践することが、職員に人間力を身に付けてもらう貴重な時間となります。
この研修を通して、職場はもちろんですが、「家庭内で挨拶するようになった。」「家族の会話が増えた。」等の感動的な事例も多数あります。
”介護人間力” に基づいた ”人事評価制度”
この人事評価制度は、介護人間力を実践できる職員を評価するものです。
この人事評価制度の特徴は、
- 育成型人事評価
- 絶対評価
- 評価基準を明確化
- フィードバック
このように、査定のための人事評価ではなく、あくまで人財育成のためです。ですから、例えば被評価者二人を比較して「できる人」と「できない人」を評価するのではなく、個々にそれぞれ目標とした「形」(行動)ができたかできなかったかで評価します。
また、評価基準を明確にして、評価者は被評価者に「出来ている行動」、「出来ていない行動」をフィードバックし、被評価者はそれに基づき次の目標行動を設定します。
会社のメリットは?
”介護人間力” 向上研修と”人事評価制度”の導入によって得られる会社のメリットは、
- 職員は、会社に定着します。
- 職員は、モチベーションが上がります。
- 職員は、会社の求める職員に変身します。
- 会社は、利用者様(ご家族様)から支持されます。
- 会社は、他社と差別化ができます。
- 会社は、より発展・成長します
その他に
この職場内研修及び制度導入は、それぞれ助成金の対象になっていました。
”介護人間力”向上研修は、2013年6月中に予算の関係で2ヵ月ほどで打ち切られました。
2014年は、予算がまだ決定していないため断定はできませんが、活用できる助成金がある(できる)ことを前提に考えています。
私はこの”介護人間力”向上研修を2014年の活動の中心に据えていく計画でおります。
介護事業経営者の皆様も、2014年の事業計画の一つとして検討していただきたいと思います。
詳細について質問などありましたらお問い合わせください。