みなさん、こんにちは。
突然ですが、「富山型デイサービス」をご存知でしょうか?
私は、今回初めて知りました。
富山型デイサービスとは、平成5年7月、惣万佳代子さんら3人が始めた事業です。
このデイサービスは、従来の縦割り福祉にない柔軟なサービスで、対象者を限定せず高齢者も子供も障がい者もみんな一緒に民家を改修した建物で、家庭的な雰囲気の中一時を過ごすことができるサービスです。
今回見学させて頂いたのは、江別市内に平成28年4月1日オープンした、1階が高齢者向け、2階を未就学の身体・知的・精神障がい者や小中高校の児童・生徒を対象にした
『地域共生ホーム てまりの華』
です。
開設した渡邊 譲 社長にお話を伺いますと、
1年ほど前から事業を計画して所管する北海道に相談しましたが、はじめのうちは全く相手にされなかったそうです。
「高齢者が障がい者や子どもといっしょに過ごしていてケガをしたり事故が起きたら大変だ。」という理由です。
それでも『この事業を必ず実現する』と心に決めた渡邊社長は、毎月富山県に通って勉強を続けながら、北海道の担当者にはこの事業の有効性を熱心に説明したそうです。
そしてついに昨年10月、その担当者が富山県に視察に行き、今回のオープンに繋がりました。
改めて、『決意が固ければ自分の想いは実現する』ということを教わりました。
さらに、社長からもう一つ興味深いお話を伺いました。
それは、今回のオープンのためにスタッフを6人採用しましたが、すべてハローワークを通じて確保したそうです。
「人がいない。」、「募集しても応募がない。」と言われるこのご時世に、すごいと思いませんか?
渡邊社長は、「これまでも人材で困ったことはない。」ともおっしゃっていました。
どうすればそういうことが可能かも伺いましたが、この欄ではうまく表現できないほど渡邊社長は熱くお話してくださいました。
渡邊社長には、お忙しいなか貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
この施設に関して興味がありましたら、今回頂いたパンフレットを貼り付けましたのでご覧ください。
http://yoshida-roumu.jp/blog/wp-content/uploads/2016/04/地域共生ホーム「てまりの華.pdf