みなさん、こんにちは。
今回は、経営労務診断についてお話したいと思います。
といっても、いま国が推し進めています社会福祉法人改革のような大掛かりなものではありません。
自社の経営労務に関してきちんと管理できているか第三者である社会保険労務士のチェックを受け、改善点があれば見直しを行い、最終的に適切な経営労務管理を実施している企業であることを証明するシール『経営労務診断適合企業』を貼ってホームページに掲載しWebサイトに公開します。
この診断を受けることによって、会社は雇用管理の意識向上と同時に適切な経営労務管理に取り組んでいる会社であることを社内外にアピールでき、そこで働く職員の動機づけにもつながります。
例えば、施設を探している利用者あるいはご家族の方々がひとつのホームページを見つけ、身近で法令順守している施設があることが分かれば数多くある施設の中から選択肢として優先されるはずです。
さらに昨今人材不足のなか、職員募集をしていることを知った応募者がホームページを見たときに他に判断基準なければ「安心して働ける会社」として最優先に検討してもらえるはずです。
主な診断項目(必須)は、
(1)法定帳簿
・労働者名簿
・賃金台帳
(2)人事労務関連規程
・就業規則
・労働条件関連規程
・賃金関連規程
・育児・介護休業関連規程
(3)人事労務管理データ
・労働時間管理
・健康診断記録
・ハラスメント相談・対応記録
(4)社会保険・労働保険
・社会保険の加入
・労働保険の加入
(5)従業員情報
・全従業員数
・正規雇用者数
・全従業員数に対する正規雇用者数の割合
その他、任意項目として
・正規従業員の平均年齢
・正規従業員の平均年収
・正規従業員の年間平均労働時間
・正規従業員の平均勤続年数
等々があります。
具体的に私が昨年から診断を実施し、今春掲載しました
「富士ライフサポート株式会社」様のホームページをご紹介します。
http://fuji-dg.jp/
このホームページ自体大変工夫されていますが、なかでも”求人情報”のページは、まさに他社と差別化されたページになっていると思います。
募集を知りホームページを確認した応募者は、このホームページから職場の雰囲気を感じ取ることができると思います。
この経営労務診断は、JIPDEC(一般社団法人日本情報経済社会推進協会)が運営するROBINS(サイバー法人台帳)が情報管理を行っています。
JIPDEC(一般社団法人日本情報経済社会推進協会)
http://www.jipdec.or.jp/
ROBINS
http://robins-cbr.jipdec.or.jp/
働きやすい職場環境づくりを構築し、利用者様の獲得に繋げていこうとお考えの事業者様は、一度”経営労務診断”をご検討してはいかがでしょうか。